Occa の Run遊記 岩手県・一関編

岩手県 #一関市 #Ichinoseki-city #一関学院陸上部

 

水産業界では顧客の多くが沿岸部に多く、内陸のお客さんは比較的少ない。そのため内陸に位置するこの町、一関には、当然ながら取引のある会社はなく、通常この町を目的にくることはない。けれど、水産工場の多い港町、気仙沼に行くためには、当地で新幹線から在来線に乗り換えが必要で、かならず立ち寄らざるをえない。そして、何十回と通過したこの町にも、かつて2回ほど宿泊したことがある。もちろん朝はお決まりの出張早朝ラン、向かった先は近くを流れる磐井川の河川敷だ。

一ノ関駅西口 駅前広場付近 | 岩手県一関市の紹介 写真満載

一関駅から少し離れたところに磐井川という北上川の支流がある。川沿いの視界が開けたルートをゆるゆると走っていると、一角に、1周400mほどの整地された周回コースをみつけ、ここがまさにランニング専用と思われるようなコースだ。アップダウンや不必要なカーブがなく、とても走りやすい。そんなコースだから、気持ちも乗って、ちょっとスピードを出して走ることができる。

すると、シュッと細身体型のランナーが、三々五々やってきて、おのおの自分たちのペースで走り始める。彼らが身に着けるジャージには、一関学院と記されていて、恐らく全国レベルのエリート長距離陸上選手のようだ。彼らはとても礼儀正しく、得体のしれないおじさんランナーに対しても『おはようございます』と気持ちよく挨拶をしてくれた。これはうれしい。現役高校生ランナーが、見ず知らずのおっさんランナーに積極的に挨拶してくれるなんて、気持ちよい!指導者・保護者の方々の教育がいきとどいているんだろうな。こんな単純で何気ない挨拶だけれど、朝からちょっぴり気分良く、その日1日幸せに過ごせることができる。

 

尚、この時、私おっさんランナーは、陸上強豪校の生徒と一緒に走る機会なんて滅多にないのでちょっと調子に乗って、いつも以上にペースを上げて、頑張って走ってみた。僕は既に数キロ走り、体もあったまっていたので、少し頑張れば、最初は彼らと同等スピードで走れたけれど、彼らが、徐々にピッチを上げてくると、あっという間に追いつけないほどのスピードになり、そして颯爽と走り抜けていく。ランニングフォームに力みがなく、上半身ぶれることなく軽やかに、そして流れるような走りはとてもスマートでそして速い。実にうらやましい。

尚、後日調べたところ、やはり一関学院陸上部は、全国駅伝大会に参加することもある陸上強豪校である。高校駅伝を見る機会はないけれど、もし見る機会があればちょっと応援したくなるかも、、、 ありがとう一関 ありがとう一関学院陸上部!!